2024.06.10

鉄は熱いうちに打てというのなら

あい

とんでもないライブに参加した話

初参戦の記憶、初めて生で聴いた曲、
生音ならではの魂まで震えるような響きを
全身で浴びる体験について語り出したらとまらない。

とはいえ、今回の体験は
それらとは一線を画した体験でした。

それは、未発表曲のみで構成されたツアー。
残っている中で一番新鮮な感想という名の悲鳴は以下の通り。

✰⋆｡:ﾟ･*☽:ﾟ･⋆｡✰⋆｡:ﾟ･*☽:ﾟ･⋆｡✰⋆｡:ﾟ･*☽

あーーーーーエリア未来
未発表曲オンリー
脳が焼かれ過ぎてIQがマイナスを突破している

MCで
“今回情報量多いから人の形留めて帰ってね！！！”
“途中鼻血出たらグッズのタオルオレンジだから拭ってね！！”
と散々念押しされ

この公演は無量空処っすか！？と呑気に思っていたんだけど、あれっすわ
帰ったあとから本番だった←

いや、あの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とかあの曲とか聴けないんだよ！？
マジでいつ音源出るかもわからんのだよ！？！？！？！？

え、数時間前に浴びた曲の数々、私の夢じゃないよね！？！？！？

手元にはセットリスト全10曲本人手書き歌詞カード+未発表曲「a」リハ音源CD
そして、セットリストの紙
個人的にはcdefが好きっす！！！！！
fは道民そんなに刺さらないよなぁと思ったけど←
私はめちゃくちゃ大好きです！！！！！！

ねぇ、なんで私の手元にはすぐに聴ける音源がないんですか←

う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛
歌詞カード隅々まで舐め尽くすように読み尽くす

※あまりの衝撃に情緒が崩壊していますが、割と通常仕様です←

✰⋆｡:ﾟ･*☽:ﾟ･⋆｡✰⋆｡:ﾟ･*☽:ﾟ･⋆｡✰⋆｡:ﾟ･*☽

開演前のドキドキ感はいつもの比じゃない

私は地元でもある札幌でその体験をしました。

日食なつこ　15th Anniversary―宇宙友泳―
未発表曲ツアー『エリア未来』

ツアー3箇所目。
前２箇所に参戦していない限り
初めて聴く音楽のみの公演。

入場時点でセットリストの紙をいただく。
ドキドキ感が高まります。

グッズとして
全10曲の手書き歌詞カードを
入手していたものの
開封はぜず、鞄の中。

全席指定の公演。
熱心に歌詞カードを読んでいる隣の男性。
本を読みながら開演を待つ隣の女性。

読みたい気持ちもありながら
まっさらなまま音も言葉も受け取りたい気持ちが
僅かばかりに上回る私。

色んな気持ちを抱えた人たちが集う空間。

未発表曲のみという
リリース曲で構成されると知っている公演と
また違った高揚感に包まれていました。

とんでもない情報量

いや、マジでとんでもない情報量でした。

次の曲になるたびに
その前に歌われた曲たちが
零れ落ちそうになる感覚。

必死で自分の持てる容量いっぱいに
保存しようとのたうち回る脳。

知らない曲。
だけど、めちゃくちゃ好きな曲調。
音に乗る言葉の数々。
歓喜する心。

実は凄まじい情報量に
打ちひしがれたわけじゃないけど
なんかそんな感覚になったのは
終演後のこと。

多分、私は思考も感情も
その場にいる喜びを
公演中は理性なんてぶっ飛んで、
ただただ享受していたんだと思います。

だから、
終わったあと、
理性が追いついた瞬間、
情報統制ができなかった。

収束することのない情報。
いつ手元に音源が届くのか定かではなく、
あまりの衝撃に夢だったのではないか。
そんな感覚に陥る。

しかし、手元には
グッズの歌詞カード+aのリハ音源
配布されたセトリの紙

夢ではなかったと
辛うじて認識できる。

あの瞬間、そして、今この瞬間にしか
味わうことができないもの。

ライブとは常に初めての体験

そもそもライブって
その場の空気感を体感し、
脳汁ジャブジャブになるのが常。

忠実な曲が聴きたいのなら
CDで充分なんです。

なのに、何度も現場に足を運ぶのは、
その瞬間その場でしか味わえず、
その後も余韻に浸れる
そんな体験がとてつもなく大好き。
ただただ、それにつきます。

私にとって、
生きていると感じられる
最大最高の場所が生の現場。

最後に

日食なつこ氏に触れるたびに
感じることがあります。
少しまとめさせてください。

形にせずにはいられない衝動が
どんな人にもきっとあるのだと
彼女の曲、言葉に触れるたびに感じます。

形にしないことが苦しくて
一方で、形にすることも時に苦しさの中へ
身を投げ込む感覚があるのかもしれない。

そして、形にしない苦しみの方が
ずーっとついて回るのだろうな、と。

だからこそ
形にすることを恐れ、
その苦しみの中にいる人たちは
外へ答えを求める。

いわゆる成功者は、
時には形にする苦しみさえ、
楽しめるだけの困難を
乗り越えてきたのだろうと
勝手に想像しています。

他人が乗り越えてきたものを
赤の他人である私が、
困難と表することさえおこがましく、
だからこその勝手な想像です。

自分の生を満喫し、満足して終えたいのなら、
自分の中にある衝動を大切にする。

それを忘れずにいたいです。
私にとって生きるとはそういう有り様。

全く占ともマインドセットとも関係のない
ただただ私の個人的な一体験の羅列。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

因みに、私に最高に刺さって
アンコールで聞きたかった曲は“f”です。
次点で“c”
その次は決めきれないです笑。

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